ジュニアのための正しいスパイクの選び方 ~大きめのサイズを選ぶデメリットとは~

ジュニアサッカー写真2
サッカー選手にとって最も重要な道具は「スパイク」。プロ選手であれば商売道具と言ってもいいほど重要です。
しかしながらジュニア選手の中には、正しいサイズを選んでいないため、スパイクとしての本来の機能を発揮できない方が多いようです。正しいサイズを選び、正しく履けば、もっと上手なプレーが出来るかもしれません。そこで、ジュニアに適したスパイク選びとその問題点について、サッカーショップ「イレブンストア」の店長 吉田聖さんに話しをお伺いしました。(文:ジュニアサッカーを応援しよう!

スパイクの寿命を早めるだけでなくケガにもつながる

——ジュニア選手のスパイクの選び方で、最も注意しなければいけないことは?

「正しいサイズ」のスパイクを選ぶことです。簡単なようで意外に出来ていません。保護者の方は、おそらく1cm~2cm大きいサイズを購入される方が多いのではないでしょうか。子ども達の成長は早いため、「すぐに足が大きくなってしまうから、少し大きめのサイズを」と考えて購入されているのでしょう。
しかし、子どもの足の成長は、半年で5mm程度です。サッカーのスパイクの寿命は、週に3から4回程度の練習すると半年ぐらいしか持ちません。半年後にスパイクの寿命がきても、”まだスパイクのサイズは大きすぎる”なんてことになります。また、フィットしていないサイズのスパイクは、傷みが早くさらに寿命を縮める要因になります。

ジュニアサッカー写真2(天然芝のグラウンドや学校の校庭ではスパイクの使用が許可されない場合があり、トレーニングシューズを使用します)

——パフォーマンスにも影響が?

大きめの靴を履いた人の走っている姿を見ると、なんかバタバタして走っている感じがします。つまり正しく走ることが出来ず、その靴でサッカーボールを蹴れば、いいプレーが当然できません。スパイクの中で足のバランスが崩れてしまい、ボールを正しくミートすることは出来ないでしょう。
また、つま先がフィットしていない大きいサイズのスパイクは、地面を蹴ってしまうことが多くなりケガにつながり、結局何もメリットは無くデメリットばかりです。
では、どの程度の大きさのスパイクを選べばいいかというと、カカトをしっかり合わせて、つま先が5mm~10mm程度ぐらい空いているシューズが最適といわれています。それでも小指があたったりすることもあります。人によって足の形は違うので、例えば幅広だったり、偏平足であったり、その場合は中敷きを変えてみると傷みが和らいだりすることもあります。

ジュニアサッカー写真3(つま先が5mm~10mm程度ぐらい空いているシューズが最適)

——他にジュニアのスパイクの問題点はございますか?

先ほどお話しした大きいサイズのスパイクを履いているお子さんは、ヒモを解かずにそのまま足を入れてしまったりします。サイズが大きいので、十分入ってしまうわけです。意外にこの履き方をするお子さんが多く、県大会で上位に食い込む常連チームでさえ、このような履き方をする選手がいます。
そのため、靴ヒモを結べない子ども達も多いのです。子ども達にサッカーを教える前に、靴の履き方、ヒモも結び方から教えることが必要かもしれません。靴ヒモの結び方は家庭で教えることかもしれませんが、サッカーチームで低学年のうちに全員でヒモの結び方、正しいシューズの履き方を教えることもいいかも知れません。実際にちゃんとスパイクを履いたときのタイムを計ったりして、「ちゃんとスパイクを履くと、こんなにも違うんだよ」という教え方もあるかもしれません。

後半は、各メーカーのスパイクの特徴をお聞きした「ジュニアの足を配慮した各メーカーの最新スパイク事情」です。

ジュニアサッカーを応援しよう!( http://jr-soccer.jp )
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